【アンソロジー】Genesis されど星は流れる

Genesis されど星は流れる

東京創元社のSFアンソロジー

 

宮澤伊織「エレファントな宇宙」

続き物らしいのだが,これ単体ではイマイチ


空木春宵「メタモルフォシスの龍」

悪くはない


オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」

<通商網>シリーズの3作目。前作(平林君と魚の裔)が良すぎたので,やや落ちる


松崎有理「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」

タイトルどおり。楽しく読める


堀 晃「循環」

大阪SF…。大阪の風景の描写はちょっとわからない。本筋自体は面白い


宮西建礼「されど星は流れる」

大変良かった。コロナ禍の中,学校に集まれない高校の天文同好会が流星の観測を始める,という話。時代性があるうえ,「同時観測」とか,「系外流星」とか,ドキドキする


折輝真透「蒼の上海」

よくわからなかった。描写は美しかった